2015年05月29日

男性と女性の関係性と人事・労務管理

弊事務所が社会保険労務士としてお客様に提供するサービスは、会社が行う人事・労務管理に関する諸手続きをお預かりし、適正に管理・業務遂行する事により会社と社員が受けるべき権利を守ることが重要であるわけですが、それに加えて感情の生き物である「ヒト」に関する様々な相談に日々対応しています。

その「ヒト」に関する諸問題に対応していると、つくづく会社と社員の関係性が、男性と女性の関係性に似ていると感じます。

男性と女性の関係性では、お互いが好意を寄せて恋人同士となる、夫婦となるということになるわけですが、あれだけ仲の良かった恋人同士や夫婦が別れたり離婚するとなった時の状態は、幸せだったときが夢だったのかと思うぐらい関係が冷え切ってしまうものです。

人事・労務管理における会社と社員の関係性も同様に、会社に入りたいと思ってエントリーし、会社もその人材が欲しいから雇用契約を結ぶわけですから、つきあいたての恋人や新婚夫婦のように相思相愛の関係だといえます。

ところが「つきあってみたら思っていたような相手ではなかった」「結婚したら人生を一緒に歩めるような人ではなかった」というようなことと同様に、お互いが一緒になって初めて見えてくる「ミスマッチ」が要因になって関係性が冷え込み、労使間のトラブルや退職勧奨や解雇といった会社側からの労働契約の解約、自己都合退職といった社員側からの雇用契約の解約などが起こってきます。

これは、恋人だった一方から別れを告げられる、夫婦だった一方から離婚を迫られるといった、男性と女性の関係性と似たような状況です。

一度冷え切ってしまった関係を修復することが難しいのは、冷え切った恋人、冷え切った夫婦関係を想像してみれば容易に想像できるわけですが、だからこそ労使が冷え切った関係にならないように人事・労務管理の現場でも、日ごろからの慎重な管理・運用が求められてきます。

しかし感情の生き物である「ヒト」は多種多様ですから、冷え切った関係となることを完全に排除することが出来ないため、避けようと努力をしてきたとしてもトラブルへと発展してしまうことが当然あります。

しかしトラブルとなった事案を紐解いていってみると、トラブルになるまでの過程に「いくつかの小さな火種」があることが見て取れます。

つまり、その小さな火種が積み重なることで「取り返しのつかない大きな火種」になってしまい、その大きな火種に発火させるきっかけ(トリガー)があった途端に発火し大火事へと発展してしまいます。

そのため、大きな火種になってしまってからでは、対策を講じようとしても話し合いをもとうとしても既に時遅く、トリガーが引かれた後の大火事の火消しも難しくなります。

逆に小さな火種の時に、対策を講じる、話し合うといったことをしておいた場合はどうなるでしょうか。

些細な夫婦喧嘩を放置してきた結果、気が付いた時には既に離婚へと発展してしまったことを想像すれば「その些細な喧嘩」(小さな火種)の時にちゃんとケンカの原因となったことに対策を講じるなり、両者が納得するまで話し合いをするなどをしておけば、離婚という最悪のシナリオは避けられたのではないでしょうか。

人事・労務管理の現場でも同様です。些細なトラブル、小さな問題、小さな不満、これらの事案を「大した問題ではない」と勝手に決めつけ放置しないことが重要なのです。

大きな火種となって発火し、大火事になってから火消しするのは容易ではありませんから、日々の人事・労務管理の現場で小さな火種を見逃さず、早め早めの対策をとっていきたいところです。

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posted by マサ at 10:43| 社労士日記