2017年04月28日

打たれ弱さを理解して叱る

この時期は、研修などを通して新卒の社員として入社した若い人たちと話をすることが多くあるのですが、凄く素直な子たちが多いというのが実感です。

初めて会社員として仕事をし始めたばかりのため、見るもの・経験することすべてが新鮮に映っているからだと思いますが、色々な事を学ぼうという意欲が高いですね。

ゆとり世代と揶揄されることも多くありますが、20年程度前に私が会社員として初めて社会に出たときに比べて見ても、それほど違いがあるとは思えません。

しかし最近の若い世代に共通すると日々感じている事が一つだけあります。

それは「打たれ弱さ」です。

一定のスキルのある中途採用とは違い、時間をかけて育てていくのが新卒社員ですから、様々な研修やOJTを通して育てていく過程の中で、どうしても「叱る」という場面が出てきます。

ある程度の経験則のある上司や先輩であれば「叱るスキル」も持ち合わせているはずですから、それなりに気を使いながら叱っているはずです。

ところが、この叱られたという事実に対して過剰な反応を示してしまう新卒社員が多く見受けられます。
 
トイレで泣いている、早退してしまった、翌日から来なくなってしまった等、教育する側に立った人であれば、一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

そのような事態になった時の経緯を聞いてみても、通常の教育範囲内のことであり、過度な叱責をしたわけでもありません。

コストをかけて採用した新卒社員を大事に育てようと考える上司からしてみれば、なぜこのようになってしまったのかと悩んだ結果として、叱ることを躊躇うケースも出てきています。

「そんな打たれ弱い奴はいらん」と言ってしまえば元も子もないのですが、最近の傾向として見れば、総じて打たれ弱い若い人が多いため、無視できる問題でもありません。

私も会社員時代に、新入社員の教育を担う立場にいたことがあるのですが、年々打たれ弱い子たちが増えてきているのを実感していました。

教育を担いだした当初は、職人気質な職場であったこともあり「荒い叱り方」が通用していましたが、会社を退職する直前のころには「厳しく叱ること」を禁止する風潮まであったことを思い出します。

しかしながら、利益追求集団が集う会社というフィールドの中で「叱らない」という選択肢はあり得ませんので、打たれ弱い若い人たちが多いことを認識したうえで、叱っていかなければなりません。

では、どのように叱っていくべきなのか。

ポイントは「その叱った内容に納得感を得られたか」という部分だと思います。

あるケースでは「これが駄目だ」と叱ったとしても「なぜだめなのかが理解できない」「ではどうすればよいのかわからない」といった事が往々にあるようです。

つまり、叱られた内容が「駄目」だと理解したが、新卒社員にとっては「ただ叱られた」という事実だけが残ってしまっているようです。

ケースバイケースではあるのですが「叱るべき内容が何故だめなのか」「どのようにすればよいのか」を伝えながら叱ることで、叱られた内容をより理解する事ができ、叱られたことに納得感が出てくるのではないでしょうか。

「そんなことまで教えないと駄目なのか」という悲壮感が聞こえてきそうですが、他の会社の「色」に染まっていない新卒社員は、育て方ひとつで良い意味での「自社の色」に染まっていくわけですから、根気よく、丁寧に叱りながら育てていきたいところです。

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posted by マサ at 20:20| 社労士日記