2015年07月31日

職場における居心地の良さの重要性

何故その会社に勤め続けるのか、何故その会社を辞めようと思ったのか、感情の生き物であるヒトが判断する事ですから100人いれば100通りの理由があります。

給料が安いから、休みが取れないから、残業が多いから等、その会社を辞めようと考える理由は様々ですが、私が様々な会社を見ている中で一般的に見て給与水準が高いと思う会社であっても、退職を希望する社員は当然出てきます。

逆に残業が多い労働環境でありながら、退職希望者がほとんど出ない会社などもあり「退職者を出さないために、どのような労務管理が適切なのか」という問いの答えは、簡単に答えを導き出せるようなものではありません。

給与を多く与えれば退職者が出ないという事もありませんし、有給休暇を取得しやすいなどの労務環境を改善すれば退職者が出ないという事でもありません。

私が様々な会社の人事・労務環境を見てきた中で、比較的退職者が出にくい会社の特徴を探ってみると、非常にあいまいな表現ながら一つの可能性が見えてきています。

その可能性とは「会社の居心地の良さ」です。

その居心地の良さとは、給与水準が高い、福利厚生が充実している、休日が多いといった物理的な要因ではなく、同僚や上司などの人間関係の居心地の良さを意味します。

私は社会に出てから勤めた会社は1社のみで、その会社に13年勤めた後に社会保険労務士事務所を開業しました。

会社員として勤めている中で、当然ながら色々な不満もあったわけですが、その会社に勤め続けた理由を考えてみれば人間関係の居心地の良さであったと思います。

当然、感情の生き物であるヒトである以上、どのような状況を居心地が良いと感じるかも多種多様と言えますが、会社における居心地の良さを感じる要因の多くは、職場における人間関係に起因すると言っても間違いはないでしょう。

逆にいえば社内の人間関係の悪化は、人事・労務管理を進めていく中で大きな弊害に繋がっていくことも事実です。

パワーハラスメントやセクシャルハラスメントが人事・労務管理上無視できないというのも、職場における人間関係の悪化につながる大きな要因になりうるためといえます。

そのため居心地の良い人事・労務環境を構築するためには、部下を持つ管理職や後輩を持つ先輩社員などに対して「職場において人間関係を良好に保つ事の重要性を理解し、人間関係に気を配ること」を研修などで伝え、合わせて部下や後輩にも同様に職場における人間関係を良好に保つために自らも努力する必要があることを伝えていく必要があります。

私が講師を務める新入社員を対象とした研修では、必ず「上司や先輩に可愛がられるような新人を目指してほしい」という話をしています。

人間関係を良好に保つための努力は、仕事を覚える努力と同様に会社に勤めていくうえで重要な要素だと考えているからです。

経験の浅い社員(メンティー)に対して、経験豊富な先輩社員などがメンターとなって、仕事だけではなく、個人的な悩みの相談などができる相手を組織的に作るメンター制度の構築をしていくのも、居心地の良い職場環境を作っていくうえで有効ではないでしょうか。

退職者を減らしていくことに重要な「居心地の良さ」は、自然発生的に作られていくものではありませんので、社内での研修やコミュニケーションが活発化するような制度・社風を作り、継続的に「居心地の良い会社」を目指していきたいところです。

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posted by マサ at 19:01| 社労士日記