2017年08月30日

小さな火種の時に対応する


最近SNS上でふと目についた件がありました。

普段は他愛もない日常のことを書き込んでいたのですが、所々で会社の悪口を書いて憂さを晴らすような投稿をする人でした。

もちろん、どこの会社なのか、誰に向けての悪口なのかは分からないように書かれているので、「まぁ、愚痴を吐き出す場として使っているのだろうな」程度の感想しか持っていなかったのですが、ある日突然、会社のLINEと思われる画像を添付して痛烈に批判を展開しだしたのです。

SNS上で見かけていただけで、実際にあったことも話したこともない人ですので、私がとやかく言う立場にはありませんが、正直なところ驚きました。

そのLINEと思われる画像は、見る人が見れば、どこの会社のことか誰のものであるかわかる内容ですので、投稿を見た人たちから「それを投稿するのはマズイのではないか」といった書き込みが当然あったわけです。

ところが本人は「私は悪くない。悪いのは上司であり、会社だ。」の一点張りで、まったく聞く耳を持とうとしません。

SNSという世界中の人が目にすることのできる場で、個人や会社が特定できるような情報を掲載したこと自体も問題ですが、それ以上に、その人の行動や発言を見る限り「自分自身を客観的に見れていない」ことを痛烈に感じました。

この「自分自身を客観的に見れていない」というのは、人事・労務管理の世界でトラブルを起こす人に共通しています。

とにかく「悪いのは他人であり、自分は決して間違っていない」という考え方でのみ物事をとらえている状態です。

もちろん様々な状況のもとに人事・労務管理上のトラブルが起こるので、本人が全く悪くない状況の時もあると思いますが、往々にして「トラブルとなった原因が本人にもある」ケースが大多数ではないでしょうか。

最近、ご近所トラブルの話題をワイドショー等で見かけますが、一般的に見れば「トラブルを起こしている人の行動に問題がある」と感じる内容であったとしても、トラブルを起こしている人たちは決して「自分が悪い」とは思っていません。

トラブルを起こすような行動をするに至ったきっかけが、何かしらかあったのだと思いますが「私がこのような行動をするのは○○(他人)のせい」と考えているのは間違いないのでしょう。

そのように「自分自身の行動や言動を客観的に見ることができない人」に理論立てて「それは間違っている」と諭したとしても、残念ながらその間違いを認めることはありませんし、考え方を改めることもしない(できない)のが現実です。

誰もが人と人とのトラブルには巻き込まれたくないものです。

私は社会保険労務士という立場ですので、顧問先企業様で人事・労務管理上のトラブルを無くしたい、減らしたいと常に思っています。

様々なご相談案件に対応する場合も、法律的な観点というより、感情の生き物である人が「その対応方法に対してどう感じるか」という感覚を大事にしています。

それでもなお人事・労務管理上のトラブルを全て無くすことが難しいのは、感情の生き物である人を扱う所以でしょうか。

しかしトラブルになった後の対応も、そのトラブルに至った「前」の対応一つで大きく結果が変わってくるものです。

大きな火災を消火させることは大変ですが、小さな火種であれば消火は容易です。

希望的観測ではありますが「自分自身の行動や言動を客観的に見ることができない人」が起こす大きな火災は、消火するのに大きな犠牲と労力を要しますが、小さな火種の時に対応すれば結果が変わるかもしれません。

常日頃の人事・労務管理上でおこる出来事一つ一つにトラブルの火種が存在していることを認識し、小さな火種の段階を放置して大きな火災になってから慌てないよう、小さな火種の時に消火をしていく意識を常に持っていきたいところです。

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posted by マサ at 13:59| 社労士日記